クラシック音楽名盤CD試聴記

クラシック名盤CD シューベルト:交響曲第8番「未完成」 試聴記
コメントはHMVジャパン クラシック検索カデンッアアリアからの転載です。試聴記はこれから順次掲載します
試聴記はそれぞれの画像をクリックしてください。 このシューベルト交響曲第8番「未完成」試聴記はあくまでも個人的な感想であり、聴く人の感性により全く違った感想になることは当然あります。この視聴記はあくまでも参考までにしてください。
ジュリーニ

★★★★★

世紀の名盤、悲願の音質改善!
ジュリーニ&シカゴ響
マーラー:交響曲第9番

1976年ステレオ録音。EMIのブルックナー9番と並んで、ジュリーニの日本での評価を決定づけた名盤が、OIBPリマスタリングで登場。
旋律を気品高く歌わせることにかけて素晴らしい才能を発揮するこの巨匠ならではの、聴き応え抜群の演奏で、正規盤では最長の31分45秒をかけてじっく り構築した第1楽章は、遅いテンポにもかかわらず、息の長いフレージングのおかげで全く弛緩せず、実に美しい演奏を聴かせてくれます。
もちろん、展開部の大詰めでは、シカゴ響の強大なパワーが炸裂するため、表現レンジの広さはまさに無類です。
また、LPでの新譜発売以来、実に20余年の長きに渡ってリスナーを悩ませ続けてきた、第4楽章1分7秒以降の周期ノイズが、今回ようやく改善されたこ とは何よりの朗報で、この唯美的演奏にとって、今回の音質改善がどれほどプラスに作用しているかしれません。すでにCDをお持ちの方にもお薦めしたくなる パーフェクトなサウンドが最高です。
1978年録音の《未完成》も重厚な名演で、旋律のディテールを綿密に歌い抜いた、ジュリーニならではのズッシリとした手応えがたまりません。

   
カラヤン

★★★☆

シューベルト交響曲第8番「未完成」

ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1987年4月13日(*)/1987年8月27日、ザルツブルグ。田園以外はカラヤンが1980年代には再録音しなかった曲目で、貴重な物。音質良好。

   
小沢征爾

小沢征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ

シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」

1993年9月4〜12日

長野県松本市文化会館(ライブ)

   
マタチッチ

★★★☆

マタチッチならではの豪快な曲目選択!

・シューベルト:交響曲第8番「未完成」
・ビゼー:『カルメン』第1組曲 ・ビゼー:『アルルの女』〜「ファランドール」
・ゴトヴァッツ(1895-1982):交響的コロ舞曲
NHK交響楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
録音:1973年12月27日NHKホール・ライヴ(ステレオ)

演奏日に注目で、この年8月に前韓国大統領金大中氏が東京九段のホテルで誘拐されるという大事件があり、追い討ちをかけるように10月はオイルショック。 さらに11月には全国でトイレットペーパー・パニックと続き日本は大混乱の年。その余波さめやらぬ、暮れも押迫った12月27日になんと、この曲目での演 奏会。未完成の後にカルメンをやり、ファランドールまで!
未完成のシリアスな名演、これは本当に名演の、あとハイテンションのカルメン、アルルと続きゴトヴァッツの暴力的ともいえる舞曲でしめくくられました。
暗い世相(ちなみに五島勉のノストラダムスの大予言もこの年に出版)を吹き飛ばし、次の年へと明るい気分で臨めたであろう、大演奏会の記録。ファンならずとも大いに楽しめます。音質良好。日本語解説付き。ALT 061

   
スウィトナー

★★★★

シューベルト:交響曲第7番「未完成」
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」 (録音:1978年10月14日)
お得意のシューベルト名曲プロ。「未完成」のしみじみとした叙情はまさにスイトナーの美意識の象徴。そして「ザ・グレート」は、一見普通に始めながらも弦 が豊かに歌うごとに段段と熱してきて、スケルツォ以降は羞恥心をかなぐり捨てたとんでもない盛り上がりを見せます。エンディングはスイトナーが汗を拭き拭 き、ガニマタで熱演する懐かしい姿が目に浮かぶようです。

   
ムラヴィンスキー

★★★★★

・シューベルト:交響曲第8番『未完成』(録音:1978年ステレオ)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

   
ワルター

★★★★☆

・シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』
ニューヨーク・フィルハーモニック
ブルーノ・ワルター(指揮)

・シューベルト:交響曲第5番変ロ長調
・ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
コロンビア交響楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)

   
ベーム

★★★★☆

ベーム&ベルリン・フィル/『未完成』『グレート』

1963&66年ステレオ録音。以前から高い評価を誇る名盤で、元気だった頃のベームがきわめて力強い演奏で聴かせてくれるシューベルト・アルバ ム。ベルリン・フィルのサウンドも現在とは異なる剛毅なもので、伝統的シューベルト演奏の価値観に根ざした壮大なスケール感が交響曲好きをうならせる演奏 を実現しています。
 『グレート』は、その剛健そのもののサウンドと頑健きわまりない造型が昔から絶賛されているもので、この名指揮者が残したレコーディングの中でも屈指の傑作とされるばかりか、ドイツ的シンフォニズムの典型とまで称えられた名盤です。
 『未完成』の重厚きわまりない手応えも現代には求められないもので、シューベルト作品ならではのあふれるような旋律の美しさが、その頑丈なフォルムの中から渋味がかった光沢を放ちながら立ち昇るあたりの妙も、この演奏の得がたい美点と言えます。
 AMSI(アンビエント・ サラウンド・イメージング)方式によるリマスタリング。

フランツ・ペーター・シューベルト
・交響曲第8(7)番ロ短調 D.759『未完成』[23:00]
 1. Allegro moderato [11:31]
 2. Andante con moto [11:29]
・交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』[50:58]
 1. Andante - Allegro ma non troppo [14:21]
 2. Andante con moto [13:51]
 3. Scherzo (Allegro vivace) [11:16]
 4. Allegro vivace [11:30]
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
 カール・ベーム(指揮)

   
クナッパーツブッシュ

★★

・シューベルト:交響曲第8番『未完成』

ハンス・クナッパーツブッシュ

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

   
ムラヴィンスキー東京ライブ

★★★★★

・シューベルト:交響曲第8番『未完成』(録音:1977年東京ライブステレオ)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

   

 

   

 

   

 

   

 

   
 
   

 

   

 

   

 

   
 
  クラシック音楽名盤CD試聴記
 

クラシックの名盤(CD)を聴く楽しみ


クラシック音楽は、一つの作品にもいろんな名盤(CD)があり、いろんな解釈が存在します。また、クラシック音楽は同じ指揮者でも組み合わさるオーケスト ラによって音楽が変わったり、指揮者が年齢を重ねることによって、演奏に変化がうまれたり、クラシック音楽の興味は尽きません。同じオーケストラでも指揮 者が変わると全く違ったオーケストラかと思わせるほどの変化があったりするのもクラッシック音楽(CD)を聴く楽しさです。

また、クラシック音楽の場合、最近は特にライヴ演奏がCD化されていますので、スタジオ録音との違いも興味深いですし、クラシック音楽のライヴ録音にはす ばらしい名盤(CD)が存在するのも事実です。ライヴの熱気をはらんだ一期一会の名盤(CD)もクラシック音楽の醍醐味です。

クラシック音楽の名盤(CD)の数々の中から、私が試聴したものを掲載(レビュー)して行こうと思っています。数あるクラシック音 楽の名盤の中からどのCDを選ぶかも悩むところです。多少の偏りはご容赦ください。私は、基本的に録音の古いCDは名盤と言われる演奏であってもなかなか 聴けません。クラシック音楽の名盤との評価が高いCDであっても、録音の古い演奏(CD)には正対することが出来ない傾向はあります。

クラシック音楽名盤CD試聴記はあくまでも個人的な感想(レビュー)であり、聴く人の感性により全く違った感想になることは当然あります。このクラシック音楽名盤CD試聴記はあくまでも参考までにしてください。