クラシック音楽名盤CD試聴記

クラシック名盤CD ベートーベン交響曲第九番「合唱付き」試聴記
コメントはHMVジャパン クラシック検索カデンッアアリアからの転載です。試聴記はこれから順次掲載します
試聴記はそれぞれの画像をクリックしてください。 このベートーベン交響曲第9番「合唱付き」試聴記はあくまでも個人的な感想であり、聴く人の感性により全く違った感想になることは当然あります。この視聴記はあくまでも参考までにしてください。
朝比奈

★★★★★

朝比奈&新日フィル/ベートーベン全集(6SACD)から交響曲第九番「合唱つき」

ベートーベン交響曲全集 レコーディング世界最多"を誇った朝比奈隆。その数は7とも8とも言われます。この全集は、80歳を超えた「全盛期」の演奏を収録しており、大阪フィル以 外のオーケストラとの唯一の全集です。
 最晩年の朝比奈が出演するコンサートは全て完売でしたが、その現象はこの1988年から翌年にかけておこなわれた当該全集のチクルスから始まりました。 「ベートーベンが書いた音符を全部演奏する」という旗印のもと、すべてのリピートをおこない、3,5,7,9番では、木管楽器、ホルンを倍管にするとい う巨大なベートーヴェン像。その歩みは『エロイカ』演奏に約1時間を費やします。
 全体を通じて、朝比奈の充実した気迫がとにかく印象的な全集で、第7番の終楽章など前のめりになって驀進するアプローチが強烈です。もちろん後年の端正 なスタイルによる演奏も良いのですが、この全集で聴くことができる豪快な朝比奈は格別に魅力的です。それでいて「全反復実行」など原典志向が貫かれ、造形 的には崩しのようなものは一切なく剛健そのもの。朝比奈のベートーヴェン演奏の中でもベストとする意見が多いことにも思わず頷かされます。

1988年〜1989年ライブ

   
テンシュテット/1985

★★★★☆

2003年秋、BBCテンシュテット・シリーズ始動!
第1弾は、生命の火柱がほとばしるベートーベン『第九』1985年ライヴ!


テンシュテットのベートーベン『第九』を正規盤で聴ける日がやって来ました。
スタジオ盤に『第九』がないことはもちろんですが、ここでは何といっても収録された1985年9月13日という日付が重要です。翌10月には、テンシュ テットは喉頭がんの告知を受けてロンドン・フィルの首席指揮者を辞任してしまうので、これはまさにその直前のライヴということになります。

演奏は、いかにもテンシュテットらしい見事なもので、第1楽章冒頭から音価を充分に保った表現が期待に違わぬスケールの大きさを感じさせます。しかし、 この日の演奏の凄さを思い知らされるのはこの後、展開部以降でした。 特にチェロとコントラバスにより力強く提示された第一主題がフーガ風に展開される部 分(6分30秒頃)からの音楽の高まりは目を見張るばかりです。様々な楽器に主題を受け渡しつつ起伏をつけ、次第に音力を増してやがて迎えるクライマック ス(再現部)は、まさにライヴならではのテンシュテットの真骨頂。その巨大なスケールと高揚感に圧倒されます。轟きわたるティンパニはいうまでもなく、咆 哮する金管に唸りをあげて刻む低弦が怒涛のごとく押し寄せる迫力は強烈そのもの。

異様ともいえる高揚感はそのまま第2楽章にも引き継がれます。この楽章全体を象徴する冒頭の付点リズムは、テンシュテットの意外なほどの快速テンポに 乗って抜群の切れ味と推進力。しかし、第二主題提示部を過ぎたあたりでは勢いに乗るあまりアンサンブルが破綻寸前になってしまい一瞬ヒヤリとさせます。

第3楽章に入るとそれまでとは雰囲気が一変、ゆっくりとしたテンポをとるテンシュテットは深い祈りを捧げているかのよう。特に3小節目から弦楽器により 静かに歌いだされる第一主題の清澄な響きと歌いまわしはこの演奏における最大の聴きどころ。ここでは深く静かに流れる優美なメロディを中断する木管やティ ンパニの一音一音さえもが意味深く聴こえます。その後の美しい変奏部分では、聴こえてくる豊かな楽想とは反対にどことなく孤独で悲しみを湛えた表情が印象 的。楽章の終わり近くに出てくるファンファーレ風のパッセージも痛切です。

アタッカで突入する第4楽章はチェロとコントラバスのレシタティーブが力強く歌わせ方も雄大。「歓喜のテーマ」は速めのテンポでいたずらに神経質になら ず骨太な表現を貫きます。全合奏を経てバリトン・ソロに入っても基本的な表現は変わりませんが、この部分では楽譜にはないティンパニの音変えが散見され、 テンシュテットの解釈として興味深いものがあります。
一番良く分かるのはマーチに入る前の“vor gott”で、A(ラ)をF(ファ)に変更している部分です。マーチはテンポよくメリハリもあって聴き応え充分。ロンドン・フィル合唱団は女声陣を中心に 充実した響きを聴かせ期待以上の出来栄えです。そして迎えるコーダではマエストーソに相応しい堂々とした歌を響かせ、最終プレスティッシモは急速テンポで 畳み込みます。

最後の和音が鳴り終わると同時に熱狂的な拍手喝采が巻き起こるあたりに、当時のテンシュテットの人気の高さが窺われますが、このコンサートから1ヵ月 後、アメリカ演奏旅行中のテンシュテットは喉に違和感を訴え喉頭癌を発病。その後入退院を繰り返し、小康状態にある時はつかの間の復帰を果たしたものの、 残念ながら「奇跡の復活」はなりませんでした。60歳を目前にし、巨匠指揮者としてこれから充実の時を迎えようとしていただけに、最晩年にあたる時期の音 楽があまり聴けないのはクラシック・ファンにとって痛恨の極みというほかありません。

   
テンシュテット/1992

★★★★★

テンシュテット/ベートーベン:交響曲第九番『合唱』1992年ライヴ

1992年10月8日のこの演奏は彼の活動における最期の時期のもので、良く知られる1991年盤に目立つ激しさよりも、穏やかで諦念に満ちた歌心が随所 に見られる魅力的な演奏となっています。もちろんテンシュテットらしく終楽章などは爆裂していますが、オーケストラも当時最高の名歌手たちも、その指揮に 全身全霊で応え、ホール全てが信じられないような白熱した空気に包まれるところは感動的。「フルヴェンのバイロイト」にも匹敵する驚異の名演、ぜひこの感動を日本中、否、世界中の人々と分かち合いたいものです。(ナクソス・ジャパン)

・ベートーベン:交響曲第九番 Op.125『合唱』
 ルチア・ポップ(ソプラノ)
 アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)
 アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
 ルネ・パーペ(バス)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 クラウス・テンシュテット(指揮)

 録音:1992年10月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)

   
スウィトナー

★★★★

ベートーベン:交響曲 第九番 ニ短調 作品125 《合唱》
名指揮者と名門オーケストラの長く緊密な関係が生み出した風格ある《第九》
B&K社の録音用マイクを使用し、合唱付きの大オーケストラの幅や奥行きが的確に捉えられた名録音。ドイツの伝統様式を受け継ぐスウィトナーとベルリン・シュターツカペレの長く緊密な関係の頂点ともいうべき記念碑的録音です。

オトマール・スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレ
マグダレーナ・ハヨーショヴァー(ソプラノ)/ウタ・プリーヴ(アルト)
エーバーハルト・ビュヒナー(テノール)/マンフレート・シェンク(バス)
ベルリン放送合唱団

録音:1982年6月12〜19日 東ベルリン、イエス・キリスト教会

   
テンシュテット/1991
★★★★★ 

・ベートーベン:交響曲第九番 Op.125『合唱』 1991年ライブ


録音状態が比較的良いものを集めたようだが、どの演奏にもすさまじいばかりのテンシュテットの情熱を聴くことができる。
とくに嬉しいのはロンドン・フィルとの第九。先日BBCから発売された1985年ではなく、1991年8月31日のほうが収録されていること。RM 410-Sで発売されたときCD−Rとして過去最高の売上を記録しただけでなく、一般のCDも含めて2002年アリアCDのベストセラー第3位に食い込んだ目玉中の目玉。評論家の許光俊氏が著書「クラシックCD名盤バトル」の中で第九について語っていたとき、「唯一テンシュテットとロンドン・フィルのライヴ盤だけが作曲家の妄執や狂気にふさわしい異常性を持っていると思う」と延べていた。
さらにMEMORIESはこだわりをみせる。
ELS 02-221でリリースされて、「1991年の第九以上、テンシュテット最高のベートーベン」と絶賛されたキール・フィルとの壮絶な「運命」(1980年)。よくぞ他のオケとの演奏に流れずこの録音を収録してくれた!

   
マタチッチ

★★★

マタチッチ&N響 / ベートーベン:交響曲第九番『合唱』

N響演奏会史上空前の盛り上がりを見せた1973、75年マタチッチ指揮の定期。今回のベートーベン『第九』(1973.12.19 NHKホール)は、CD化が熱望されていたまさに伝説の記録。
 マタチッチの第九はチェコ語で歌われているチェコ・フィルとのライヴ(1980年)がありましたが、今回のN響との演奏は、それをはるかに上回るマタ チッチ全盛期のド迫力ライヴです。終演後の拍手が7分以上も鳴り止まない、ものすごい盛り上がりには当時の熱気を感じずにはいられません。この拍手も独立 トラックでそのまま収録。(キングレコード)

・ベートーベン:交響曲第九番ニ短調 op.125『合唱』

中沢桂(S)
春日成子(A)
丹羽勝海(T)
岡村喬生(Br)
国立音楽大学合唱団

NHK交響楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

録音:1973年12月19日、NHKホール[NHK収録によるステレオ・ライヴ]

   
フルトヴェングラー1951

★★

フルトヴェングラー、バイロイトの『第九』


・ベートーベン:交響曲第九番『合唱付き』
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(コントラルト)
 ハンス・ホップ(テノール)
 オットー・エーデルマン(バス)
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ライヴ録音:1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場

   
フルトヴェングラー1942

初出ライヴ! フルトヴェングラーのベートーベン第九

1942年の春にフルトヴェングラーがベルリン・フィルを指揮した第九は、これまでメロディア音源のもの、つまりソ連による接収音源と、フィナーレ最後の記録映像が知られていました。
もともとが戦時中の実況録音で、しかもそれがノイズの盛大なアセテート盤に記録されたものだったということもあって、音質は資料用といった程度のものとなっています。
 しかし、演奏会の性質なども考えると、非常に貴重なドキュメントであることはまず間違いのないところで、そうした点からもフルトヴェングラー・ファン必携のアルバムだといえるのではないでしょうか。

・ベートーベン:交響曲第九番ニ短調 Op.125『合唱』

エルナ・ベルガー(S)
ゲルトルーデ・ピッツィンガー(A)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)
ルドルフ・ヴァツケ
ブルーノ・キッテル合唱団
ベルリン・フィルハーモニー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

   
ワルター

★★★

合唱*ベートーベン 交響曲第九番ニ短調

ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団

   
朝比奈/大阪フィル

★★★☆

朝比奈 隆/大阪フィルハーモニー管弦楽団

・ベートーベン:交響曲第九番 Op.125『合唱』

1996年〜1997年ライブ

   
カラヤン

★★★

カラヤン、1970年代のベートーベン交響曲全集

映像を含めれば、その生涯に6種類ものベートーベン交響曲全集を残したカラヤンですが、その中でもっともカラヤンの意図が徹底しているレコーディングといえば、1975年から1977年にかけて録音されたこの一組でしょう。
 ベルリン・フィルとのコンビネーションがこの時期まぎれもなく最高潮に達していたことを如実に示す壮大かつ強力、しかも精緻なサウンドはたいへんな聴き ものです。


・ベートーベン:交響曲第九番ニ短調 Op.125『合唱』

 アンナ・トモワ=シントウ(S)
 アグネス・バルツァ(M)
 ペーター・シュライアー(T)
 ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ヘルムート・フロシャウアー(合唱指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1975-77年[交響曲]

   
ロイヤルpo

ベートーベン:交響曲全集 / ロイヤル・フィルと6人の指揮者たち(6CD)

・交響曲第九番ニ短調 op125『合唱』

 ジリアン・ウェブスター(S)
 キャスリーン・ウィン=ロジャース(A)
 マーティン・ヒル(T)
 ロバート・ヘイワード(B)
 アンブロジアン・シンガーズ

 レイモンド・レッパード(指揮)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1993-95年[デジタル]

   
メータ

★★★★

ベートーベン:交響曲第九番ニ短調 Op.125「合唱付」
【演奏】
ズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
マーガレット・プライス(ソプラノ)、マリリン・ホーン(メッゾ・ソプラノ)、
ジョン・ヴィッカース(テノール)、マッティ・サルミネン(バス)
ニューヨーク・コラール・アーティスツ(合唱指揮:ジョセフ・フランマーフェルト)
【録音】
1983年2月2日 エイヴリー・フィッシャー・ホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
。この「第九」は、1983年の2月2日に行われたメータ/ニューヨーク・フィルの特別公演をデジタル・ライブ録音したもので す。熱狂した聴衆が10分間もスタンディング・オヴェイションを続けたという伝説的なコンサートだけに、ライヴならではの高揚感に溢れた演奏が魅力となっ ています。メータ唯一の「第九」としても貴重な記録です。

 
ヨッフム

★★★☆

ベートーベン:交響曲全集(CD5枚組)

ベートーベン:交響曲第九番ニ短調 Op.125「合唱付」
ヨッフム指揮ロンドン響

ドイツの巨匠、オイゲン・ヨッフム[1902-1987]は、若い頃からブルックナーの権威としてその名を知られ、日本でも素晴らしいブルックナーなどを聴かせてくれたものです。

そのレパートリーは、バッハに始まり、ベートーベン、モーツァルト、ブラームス、シューマン、シューベルト、ワーグナー、レーガー等々、あくまでドイツ、オーストリア系の“王道”をゆくもので、交響曲からミサに至るまで何でも高水準にこなしました。

ベートーベンについても、DG[1952-61]にPHILIPS[1967-69]、EMI[1976-79]というメジャー・レーベルで、実に3 度にわたって交響曲全集を制作しており、また、すでにSP時代に4曲の録音があることからも判る通り、彼にとっては、キャリアの最初からその最晩年にいた るまで、レパートリーのメインに据えられた重要な作品群が、ほかならぬこのベートーべンの交響曲であったことは疑いようの無いところです。

 
ベーム

★★★★☆

ベートーベン:交響曲第九番

ベーム&ウィーン・フィル、ノーマン、ファスベンダー、ドミンゴ、ベリー (1980年)

 
ショルティ

★★☆

ベートーヴェン:
・交響曲第九番ニ短調op.125『合唱』
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ラインヒルト・ルンケル(アルト)
ロベルト・シェンク(テノール)
ハンス・ゾーティン(バス)
シカゴ交響楽団&合唱団
ゲオルク・ショルティ(指揮)

録音:1986年(デジタル)

 
ベーム

べートーヴェン:交響曲第九番「合唱」

H・ドナート(S)
G・ヤーン(A)
R.コロ(T)
W.ベリー(B)
ベーム指揮
ウィーン・フィル
ウィーン国立歌劇場合唱団

1973年1月13日、ウィーン、オットー・ニコライ・コンサートのライヴ ステレオ 初出

 
プレートル

★★★

ベートーヴェン:交響曲第九番『合唱』
プレートル&ウィーン交響楽団

最新盤は、何と第九の登場です。お相手はもちろんウィーン交響楽団! 2006年ウィーン芸術週 間のハイライトとも言える名演です。巨匠も盛り上がって怒鳴る、唸る、足踏みするわで、大変なノリの良さです。第1楽章、第2楽章の恐ろしい緊張感、第3 楽章におけるしみじみとした、そして美しい音色が嬉しく、第4楽章は一撃突進の大迫力。巨匠プレートルの情熱のバトンが閃き、演奏会初日故の高揚が止まり ません。

・ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調 op.125『合唱』
クラシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
キャサリン・ゲルドナー(メゾ・ソプラノ)
キム・ベグリー(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン交響楽団
ジョルジュ・プレートル(指揮)

録音:2006年5月30日 ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル・ライヴ録音)

 
ベーム

★★★☆

ベートーベン:交響曲第九番「合唱」

ベーム&ウィーン・フィル

1972年スタジオ録音

 
バーンスタイン

★★★

バーンスタイン、ウィーン・フィル/ベートーベン:交響曲第九番《合唱》
ベートーベン:交響曲第九番ニ短調作品125《合唱》

ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)、ハンナ・シュヴァルツ(アルト)、ルネ・コロ(テノール)、クルト・モル(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:レナード・バーンスタイン
録音:1979年9月ウィーン(ライヴ)

 
ジュリー二

★★★★

ベートーベン:交響曲第九番「合唱」

ジュリー二指揮
シュトゥットガルト放送響
エレン・シェード(S)
ビルギッド・レンメル(A)
ミカエル・シルヴェスター(T)
ペーター・ローゼ(B)

1993年12月13日のライヴ録音。美しく、しなやかな音楽の中で、張り詰めたティンパニーの打撃が緊張感を高めている。会場のノイズまでリアルに記録されいるせいか、ジュリー二の背中を感じることができる。

 
ジンマン

★★★

ベーレンライター版(プラス・アルファ?)使用!
ベートーベン:交響曲全集(CD5枚組)
ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調 op.125『合唱』
1997&98 年デジタル録音。ベーレンライター社刊行の新全集版を使用し、随所にさらに指揮者や奏者のアイデアが加えられた聴きどころ満載の刺激的ベートーベン全 集。モダン楽器小編成オケの機動性を生かしながら、ある意味でやりたい放題の“時代考証様式”を取り入れることで、斬新きわまりない表現を獲得したまさに 画期的なベートーベン演奏です。

 
クリップス

★★

1960年ステレオ録音。なんともいえないデザインの缶入りという妙な装丁ではありますが、中身はクリップスによる独特の魅力をもったベートーベン演奏です。
ヨーゼフ・クリップス[1902-1974]はウィーンに生まれワインガルトナーに師事した往年の名指揮者で、モーツァルトの演奏には定評がありました。
ロンドン交響楽団を指揮したベートーベンの交響曲全集は、エヴェレスト・レーベルによってロンドンのウォルサムストウ・タウン・ホールでセッション・レコーディングされたもので、快適なテンポと地味ながらも着実に仕上げられた演奏はなかなか魅力的です。

ベートーベン:交響曲全集

ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調 op.125『合唱』

 ロンドン交響楽団
ヨーゼフ・クリップス(指揮)

 
チェリビダッケ

★★★★

・ベートーヴェン:交響曲第九番ニ短調 op.125『合唱』
ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
ドリス・ゾッフェル(コントラルト)
ジークフリート・イェルザレム(テナー)
ペーター・リーカ(バス)
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
録音時期:1989年3月17日
録音場所:ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー

 
 
 
 
 
 
 
  クラシック音楽名盤CD試聴記
 

クラシックの名盤(CD)を聴く楽しみ


クラシック音楽は、一つの作品にもいろんな名盤(CD)があり、いろんな解釈が存在します。また、クラシック音楽は同じ指揮者でも組み合わさるオーケストラによって音楽が変わったり、指揮者が年齢を重ねることによって、演奏に変化がうまれたり、クラシック音楽の興味は尽きません。同じオーケストラでも指揮者が変わると全く違ったオーケストラかと思わせるほどの変化があったりするのもクラッシック音楽(CD)を聴く楽しさです。

また、クラシック音楽の場合、最近は特にライヴ演奏がCD化されていますので、スタジオ録音との違いも興味深いですし、クラシック音楽のライヴ録音にはすばらしい名盤(CD)が存在するのも事実です。ライヴの熱気をはらんだ一期一会の名盤(CD)もクラシック音楽の醍醐味です。

クラシック音楽の名盤(CD)の数々の中から、私が試聴したものを掲載(レビュー)して行こうと思っています。数あるクラシック音楽の名盤の中からどのCDを選ぶかも悩むところです。多少の偏りはご容赦ください。私は、基本的に録音の古いCDは名盤と言われる演奏であってもなかなか聴けません。クラシック音楽の名盤との評価が高いCDであっても、録音の古い演奏(CD)には正対することが出来ない傾向はあります。

クラシック音楽名盤CD試聴記はあくまでも個人的な感想(レビュー)であり、聴く人の感性により全く違った感想になることは当然あります。このクラシック音楽名盤CD試聴記はあくまでも参考までにしてください。