シベリウス 交響曲第6番

シベリウス:交響曲第6番ベスト盤アンケート

たいこ叩きのシベリウス交響曲第6番名盤試聴記

パーヴォ・ベルグルンド指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団

icon★★★★★
一楽章、凛とした冷たさをもった序奏主題。第一主題も素朴で華美なところはありません。舞うような第二主題。音楽の振幅も自然でゆっくりと波が押し寄せるような感覚です。金管が突き抜けてくることも無く柔らかい美しい響きです。

二楽章、静寂感のある第一主題。どの楽器も生き生きとしていて、有機的です。

三楽章、活発に動きますが、それをさらりと演奏します。初めて金管が突き抜けて来ましたが気持よく鳴り響きました。

四楽章、パステル画のような淡い色彩なのですが、ここぞと言うところでは濃く強いカラーを出します。中間部でのティンパニの一撃も見事な音色と絶妙な強さです。美しく消えて行きました。

柔らかく美しい響きですが、いざと言う時には、強く濃厚な色彩に変化します。とても有機的な音楽がすばらしかったです。

コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団

icon★★★★★
一楽章、ゆっくりと波が押し寄せるように次から次からと変化し、柔らかく祈るような序奏主題。鮮やかな色彩の第一主題。第二主題も生き生きとして色彩感の豊かな演奏です。第一主題の再現も輪郭がくっきりとしています。軽快に動いて濃厚な色彩はとても素晴らしいです。

二楽章、強い主張はありませんが、色彩感豊かな演奏で作品のありまののを描くことで、作品の美しさを伝えて来る演奏です。細かな動くもとても克明です。

三楽章、第一主題の動きもとても俊敏な動きで活発で生き生きとしています。ハープがとてもはっきりと聞こえます。金管も思い切って入って来ます。

四楽章、ここでも生命感に満ちた主要主題。中間部に入るとさらに生き生きと活動的な動きです。金管やティンパニが遠慮なく気持ちよくズバッと入って来ます。振幅の非常に大きな演奏です。最後は静寂の中に消えて行きました。

すごく振幅が大きく、色彩感も濃厚で切れ味の鋭い演奏でした。自然体の表現の中から作品の美しさを十分に伝える演奏は素晴らしいものでした。

オスモ・ヴァンスカ指揮 ラハティ交響楽団

ヴァンスカ★★★★★
一楽章、あまり冷たさはありませんが、生き生きとした豊かな表情が魅力的です。柔らかい第二主題。とても美しいです。最初はかなり抑えた音量で始まりましたが、金管やティンパニなどはとてもダイナミックな演奏です。

二楽章、もの思いにふけるような深い主要主題。この楽章でも自然で豊かな表現です。そして、ダイナミックな金管。

三楽章、生き生きと弾むリズム。美しいですが、強烈な金管。

四楽章、どこを取っても生き生きとした動きがあります。中間部もとても豊かな表情です。最後は静かに人生を閉じるように終わりました。

この作品をこれだけ表情豊かに表現した演奏は初めてです。生き生きとした演奏は素晴らしいものでした。
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シベリウス:交響曲第6番の名盤を試聴したレビュー

シベリウス 交響曲第6番-2

シベリウス:交響曲第6番ベスト盤アンケート

たいこ叩きのシベリウス交響曲第6番名盤試聴記

レイフ・セーゲルスタム指揮 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団

icon★★★★☆
一楽章、清涼感がありますが内面から熱いものが込み上げてくるような序奏主題。感情が込められて、しみじみとした第一主題。アーティキュレーションに敏感に反応する活発な動きの第二主題。再現部のチェロも歌います。とても表情豊かな演奏で積極的に語りかけて来ます。最後はトランペットが大きくクレッシェンドしました。

二楽章、静かに歌う冒頭主題。主要主題も静かに始まります。まとまりのある充実した響きです。

三楽章、くっきりと浮かび上がるほどではありませんが、適度な色彩感を持った第一主題。第二主題のフルートもマットですが、良く歌います。その後も滑らかに活発に動きます。目の覚めるような金管で終わりました。

四楽章、柔らかく美しい主要主題。中間部で、大きな表現で活発な演奏になります。クライマックスでも咆哮することは無く、抑制が効いています。静かに消えて行きました。

美しく良く歌い、充実した響きでまとまりの良い演奏でした。程よい色彩感で内面から湧き出すような表現はとても良かったです。

エサ=ペッカ・サロネン指揮 スウェーデン放送交響楽団

サロネン★★★★☆
一楽章、涼やかな序奏主題。色んな楽器の絡みが見事に表現されています。第二主題は躍動的では無く、とても落ち着いた大人の雰囲気です。常に張り詰めた冷たい空気感があってシベリウスらしい演奏です。

二楽章、静寂感のある主題。サロネンは大きな表現はせずに、作品を忠実に演奏しているようです。

三楽章、少し演奏に熱気を帯びてきた感じで温度感が少し上がった気がします。荒々しく金管が演奏します。

四楽章、深みのある響きや、静寂な部分と強烈に迫って来る部分の変化がとても大きく聞き応えがあります。

冷たい空気感のある前半から、次第に熱気を帯びて荒々しく強烈に迫って来る金管などなかなか聞き応えがありました。
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サー・サイモン・ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団

ラトル★★★★☆
一楽章、とても厳しい寒さを感じさせる序奏主題。アンサンブルの精度も高く静寂感も感じます。第一主題で僅かに温度が上がります。それでもとても厳しい静寂感です。とても上品な第二主題。精緻な演奏です。

二楽章、楽譜に書かれていることを忠実に再現しようとするようなアプローチです。

三楽章、オーケストラはとても上手いです。金管の最後はかなり荒々しく鳴りますがそれでも美しく余裕があります。

四楽章、シベリウスにしては色彩感が濃厚です。この作品の演奏としてはかなり振幅も激しいです。最後もとても冷たい響きで終わります。

イギリスのオケの演奏にしてはかなりシベリウスらしい寒さは伝わりました。振幅の大きな演奏でしたが、楽譜に忠実な演奏で、精緻で美しい演奏でなかなか良いものでした。
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コリン・デイヴィス指揮 ボストン交響楽団

icon★★★★
一楽章、雪原の寒さを感じさせる序奏主題。豊かな表情の第一主題。サラッとした美しい響きです。

二楽章、静寂感の中に繊細な弱音が響きます。弱音の美しさが際立っています。

三楽章、しっかりとした強弱の変化のある締まった第一主題。再現部でも表情豊かな弦。

四楽章、中間部へ移行する部分の木管の動きも活発で生き生きとしていました。クライマックスの盛り上がりは控え目でした。

美しく、豊かな表情と活発な演奏でした、ただ、四楽章のクライマックスの盛り上がりがあまりにも控え目だったのが唯一残念な部分でした。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

カラヤン★★★
一楽章、祈りのようで感情が込められて美しい序奏主題。神聖な雰囲気の第一主題。動きも表情もある第二主題。分厚い響きはこの曲でも変わりません。充実した響きのコーダでした。

二楽章、もっと冷たい雰囲気があっても良いと思うのですが、響きは暖かいです。一体感のある木管のアンサンブルは素晴らしいです。

三楽章、あまり表情の無い第一主題。第二主題もあまり表情がありません。ただ、オケのフルパワーには圧倒されます。

四楽章、感情が込められた感じは無く、あまり大きくは歌わない主要主題。中間部は活発な表現です。咆哮するホルンや激しいティンパニ。分厚いオケの響きと倍管にした金管の圧倒的なパワーはさすがですが、シベリウスにしてはボッテリとし過ぎなのではないかと思います。

美しい演奏ではありましたが、あまり表現が無く、オケの豪華な響きに頼ったような演奏でした。分厚いオケの響きと倍管にした金管の圧倒的なパワーはさすがですが、シベリウスの音楽はもっと冷たく引き締まったものでは無いかと思います。

サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団

バルビローリ★★★
一楽章、とても涼やかな序奏主題ですが、録音の古さか繊細さはありません。第一主題も静けさの中にあります。第二主題も清らかで澄んだ雰囲気の演奏です。弦のアンサンブルには緩さも感じます。

二楽章、作品をいつくしむような暖かみが魅力的ですが、オケのたどたどしさは少しマイナス点です。

三楽章、マイルドで暖かい金管。シベリウス独特の冷たい厳しさは感じません。

四楽章、中間部は落ち着いたテンポで切迫感はありません。私には少し重く感じます。この暖かさはバルビローリの暖かさなのか、オケの緩さなのか私には分かりません。

暖かみのあるシベリウスでした。この暖かみを評価する人もいるようですが、私にはバルビローリの暖かさなのか、オケの緩さなのか分かりませんでした。
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ウラディーミル・アシュケナージ指揮 フィルハーモニア管弦楽団

アシュケナージ★★★
一楽章、室内楽のように小さい音場の序奏主題。強い寒さを感じさせることはありません。第一主題も自然に表れます。第二主題も控えめで上品です。

二楽章、ピーンと張り詰めたような空気感は無く、暖かく緩い感じです。

三楽章、動きがあって表現意欲を感じさせる演奏です。金管は空間を突き破るように入って来ます。かなり激しい演奏でした。

四楽章、振幅も大きく、歌も積極的に歌います。しつこくうるさい感じの演奏です。

積極的に表現する演奏で、振幅も大きい演奏でした。こんな演奏もありかな?とは思いますが、でもこの作品にはあまり合っていないような感じがしました。
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トーマス・ダウスゴー指揮 フランス放送フィルハーモニー管弦楽団

ダウスゴー★★★
一楽章、会場のノイズは多いですが、神聖な感じのある序奏です。第二主題から少し団子状になってモヤーッとします。録音によるものだと思いますが、騒々しくて、冷たい静寂感はありません。

二楽章、主要主題などはかなり聞かせる演奏でしたが、雑な感じで滑らかさがありません。

三楽章、とても活発に動いて躍動感があって、ダイナミックです。ただ、精緻な感じは無く、大雑把です。かなり激しくなって終わりました。

四楽章、中間部は強弱を明快に付けた独特の表現。ティンパニもかなり強めに入ります。この作品にしては珍しく荒々しい演奏です。強烈な金管!

荒々しい部分の激しさはこの曲の演奏としては珍しいものでしたが、これはこれで良かったのですが、弱音部分の精緻さが無く雑な感じになってしまったのが残念でした。
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ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団

ヤルヴィ★★
一楽章、涼やかな序奏主題。ゆったりと深みのある第一主題。快速で軽快な第二主題。パパヤルヴィの演奏はいちも固さと中央に小じんまりと集まる感じがあるのですが、この演奏でも同じように感じます。

二楽章、ピーンと張り詰めた静寂感も無く、やはり固く伸びやかさや広がりがありません。

三楽章、ベターッとしてあまりリズムが弾みません。

四楽章、中間部のティンパニの一撃もとても軽いです。

パパヤルヴィ独特の固さがあって伸びやかさの無い響きがどうしても好きになれません。
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ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送交響楽団

icon
一楽章、蒸し暑い夜を連想させるようなヴァイオリンの序奏主題。シベリウスの冷たい空気感とはかなり隔たりがあります。この全集に共通する大きな歌の第一主題。第二主題もとても表情豊かです。

二楽章、この楽章も積極的で振幅の大きな音楽です。木管は生き生きとして生命感とぬくもりがあります。

三楽章、とても激しく突進してくる音楽。いつものように予想以上の大きさで入ってくる金管。

四楽章、主要主題もとても良く歌います。ビェーと響き、容赦なく汚い金管。

よく歌う積極的な演奏でしたが、金管の容赦ない下品な響きはシベリウスとは相いれないものだと思います。また、響きの温度が高いのもシベリウスの作品には合っていません。

シベリウス:交響曲第6番の名盤を試聴したレビュー

シベリウス 交響曲第7番

シベリウス:交響曲第7番ベスト盤アンケート

たいこ叩きのシベリウス交響曲第7番名盤試聴記

パーヴォ・ベルグルンド指揮 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

ベルグルンド★★★★★
柔らかく豊かな響きで、抑制的ですが、たっぷりと感情が込められた歌。神のお告げのようなトロンボーン。ゆったりとスケールの大きな演奏は、後のヨーロッパ室内oとの演奏では聞けなかったものです。ほの暗い雰囲気は独特のものです。絶妙なバランスで荒ぶることもありません。どっしりと落ち着いていて、テンポが速い感じは全く受けません。終結部の神々しさは素晴らしいものです。

柔らかく豊かな響きと、ほの暗い雰囲気。絶妙なバランスで荒ぶることの無い演奏でした。神々しい表現は素晴らしいものでした。

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パーヴォ・ベルグルンド指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団

icon★★★★★
深いところから次第に迫りくる何かを感じさせる冒頭。続いて静かで厳かな演奏です。ゆったりとして伸びあがるようなフルートのメロディ。霧が立ち込める中から響いてくるような幻想的な音楽。力みも無く柔らかく美しいトロンボーン。スケルツォ的な部分での緻密なアンサンブル。見事な精度です。シベリウス独特の寒い空気感もはっきりと存在しています。表現も細かく付けられていて無表情になることはありません。終結部で再現されるトロンボーンは神々しい雰囲気でした。ホルンは神の声のようです。最後の分厚い響きが沈んでいくのも素晴らしいものでした。

上品で格調高く、表現力も十分でした。終結部で再現されるトロンボーンとそれに絡むトランペットなどの神々しい響きは素晴らしいものでした。

レイフ・セーゲルスタム指揮 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団

icon★★★★★
粒のはっきりしたティンパニ。次第に迫り来るように少しクレッシェンドした上昇音階。荘厳な雰囲気の中で戯れるようなフルート。大きく歌うフルートと他の木管。分厚い響きです。トロンボーンの第一主題にはあまり神々しさは感じられませんでした。楽器の動きがとても活発です。ティンパニのクレッシェンドも金管のクレッシェンドも激しいです。三度目のトロンボーンも神々しさはありませんでしたが、その後はとても激しい表現になりました。最後も分厚く充実した響きでした。

分厚く充実した響きで、激しい表現の演奏でした。神々しさはありませんでしたが、積極的に動く演奏は魅力がありました。

コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団

icon★★★★★
ドロッとしたティンパニ。音階の上昇に従ってクレッシェンドします。歌のあるフルート。とても厳粛な雰囲気で曲が進みます。まるで神を導き入れる儀式のようです。天から響くようなトロンボーンの主題が神の降臨のようで、とても神秘的です。個々の楽器の色彩がとてもはっきりしていて、激しく盛り上がる部分では目が眩むようでさえあります。中間で現れるトロンボーンは少し荒れた雲間から神の光が照らされるようでした。スケルツォ的な部分でも落ち着いた表現でした。トゥッティのエネルギー感はとても凄く強弱の振幅もとても幅広いです。再びの神の降臨のようなトロンボーンにはホルンやトランペットも従えて壮大です。そしてホルンによって残照のような響きで彩られます。

神々しいトロンボーン。色彩感豊かで激しく盛り上がる部分では目が眩むほどでした。作品そものもに語らせる演奏でしたが、これだけ見事に作品の素晴らしさを伝える演奏はそう無いと思います。

レナード・バーンスタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

バーンスタイン★★★★★
冒頭から、晩年のバーンスタインらしい非常に感情のこもった表現です。とても豊かな表現。雄弁なトロンボーン。シベリウスらしい演奏ではありませんが、振幅も大きく個性豊かな演奏にはそれなりの説得力があります。作品の持つ神々しさよりも人間臭い演奏なのですが、バーンスタインの作品への愛情を随所に感じることが出来る演奏で、この演奏はこれで良いと感じます。これだけ激しい振幅のある演奏だとマーラーのようにも聞えますが、バーンスタインの内面ではこのような音楽が鳴り響いているのでしょう。これだけ強烈な個性を表出するのは、とても勇気のいることですし、これまでの既成概念に捉われない演奏を堂々と行う強い意志もすばらしいと思います。

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ダニエル・ハーディング指揮 マーラー・チェンバーオーケストラ

ハーディング★★★★★
暗闇から湧き上るような弦。雑味が無く純粋です。大きなうねりの中からトロンボーンが出現します。北欧の澄んだ空気感があります。振幅も激しい演奏です。透明感が高く、ハーディングの指揮に機敏に反応するオケの見事なアンサンブルも素晴らしい。ティンパニの劇的にクレッシェンドも凄い!

激しい振幅でしたが、透明感が高く見事なアンサンブルの素晴らしい演奏でした。
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オスモ・ヴァンスカ指揮 ラハティ交響楽団

ヴァンスカ★★★★★

暗闇から次第にはっきりとした形を現す弦。暖かく穏やかな木管。力みが無く穏やかな自然体で伸びやかです。とても安らかな気持ちになる演奏です。大空に鳴り響く神の声のようなトロンボーン。どこを取っても余裕のある美しい響きです。激しい部分は激しいですが、それでも音が硬くなったりせず、とても自然です。

これだけ自然体で美しい演奏は素晴らしいです。
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シベリウス:交響曲第7番の名盤を試聴したレビュー

シベリウス 交響曲第7番-2

シベリウス:交響曲第7番ベスト盤アンケート

たいこ叩きのシベリウス交響曲第7番名盤試聴記

タニア・ミラー指揮 ヴィクトリア交響楽団

ミラー★★★★
大きな表現はありませんが、静寂感があって、シベリウスらしい寒さもあります。ゆったりと雄大なトロンボーンの主題。作品自体が分厚い響きを要求しないので、このオケでも良い演奏です。最後のトロンボーンも強すぎずとても良いバランスでした。
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ロリン・マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

マゼール★★★★
大きいクレッシェンドで始まる弦の冒頭。とても大きい表現です。ゆったりと柔らかいトロンボーンの第一主題。かなり激しい振幅があり、熱い演奏です。シベリウスの冷たい空気感はありません。次から次から大きな波が押し寄せてくるような豊かな表現です。

シベリウスらしくない熱い演奏で表現も積極的でした。これははこれで良かったと思います。

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サー・サイモン・ラトル指揮 デンマーク王立管弦楽団

ラトル★★★★
湧き上るような弦。とても良い雰囲気で始まりました。全体の響きに溶け込んだトロンボーン。アンサンブルの精度の高く静寂感があります。終結部のトロンボーンは黄昏を感じさせる演奏でした。壮絶な最後でした。

オーケストラも上手く、雰囲気のある演奏で、終結部のトロンボーンもとても良かったです。
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エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

ムラヴィンスキー★★★★
かなり速いテンポで表現力豊かです。フルートなどは静寂感があります。てとも強い表現意欲のある演奏で大きなうねりがあります。朗々と歌うトロンボーンですが、他の演奏に比べてかなり強いので、神々しさはありません。とても現実的です。かなり激しく感情の起伏があります。トランペットもトロンボーンもホルンも一般的な演奏に比べるとかなり強く、違う作品を聞いているような感覚になります。速いテンポでグイグイ進みますが、ガリガリと強いエッジの効いた個性的な演奏です。独特の世界観を作り出すムラヴィンスキーもやはり偉大な巨匠だったんだなーと感じさせる演奏です。最後も強烈でした。

バーンスタインとま全く違いますが、ムラヴィンスキーの強烈な個性が表出されたスピード感がありながら、起伏の大きな演奏で、作品のイメージを根底から覆すような演奏でした。
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サー・ジョン・バルビローリ指揮 ハレ管弦楽団

バルビローリ★★★★
表現力豊かで、暖かい演奏です。克明に語りかけて来ます。くっきりと浮かぶフルート。ムラヴィンスキーほどではありませんが、かなりはっきりと浮かび上がるトロンボーン。一つ一つの楽器を克明に浮かび上がらせて、鮮明な演奏です。また、激しい起伏もあります。普段聞く演奏よりもかなり激しいです。バルビローリの感情がとても良く表現された演奏です。

バルビローリの感情がとても良く表現された演奏で、起伏も激しい演奏でした。一つ一つの楽器もくっきりと浮かび上がる克明な演奏でした。
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ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団

オーマンディ★★★★
ピンポイントで滑らかな木管。控えめで一抹の不安を感じさせる演奏です。遠くから響いて来る柔らかいトロンボーン。ゆったりとしていて、とても穏やかで荒々しい表現の無い演奏です。

穏やかで、荒々しい表現は無く、一抹の不安や寂しさを感じさせる演奏でした。
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コリン・デイヴィス指揮 ボストン交響楽団

icon★★★☆
一楽章、はっきりと克明な動きの冒頭。続いては動きが止まったように静かですが淡白で密度が薄いような感じがします。トロンボーンは他の楽器に埋もれるように遠くから響きます。スケルツォ的な部分では、活発に音は動きますがあまり大きく歌うことは無く、全体の骨格は静止しているようで、がっちりとした枠の中で音楽が作られているようです。オケが僅かですが遠く、俯瞰するような感じで、2番の時にも感じたスケールの小さい演奏のようにも感じます。終結部のトロンボーンも神々しい雰囲気は感じられませんでした。

大きな表現の無い演奏でした。がっちりとした枠組みの中で音楽が演奏されている感じで、オケを俯瞰するような少し遠い音場感で、訴えかけてくる感じがあまりありませんでした。

マーク・エルダー指揮 ハレ管弦楽団

エルダー★★★
アンサンブルは乱れます。くっきりと浮かび上がるトロンボーン。それでも抑制的な表現で、作品そのものに語らせるような演奏です。次第に感情がこもってきて熱気を帯びて集中力も高まってきます。このあたりはライブらしい良さですね。最後に表れるトロンボーンの主題にかぶるトランペットが物凄く強烈でした。

前半は抑制的な演奏でしたが、後半は熱気のこもった演奏でした。どんな演奏でも作品が凝縮されたものなので、悪くは感じません。
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ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送交響楽団

icon★★★
一楽章、暗闇から湧き上がるような冒頭、とても表現意欲が旺盛です。木管の響きに雑味が混じっているような感じで透明感がありません。ビブラートをかけて明るいトロンボーンの主題。積極的で良く歌うのはこの全集で共通しているところです。生き生きとした表現でやりとりされる木管と弦。この曲では、他の曲ほどの爆演ではありせんがそれでもトランペットがかなり強く入って来たりします。花火が打ち上がるように眩いトランペットとトロンボーン。終結部で再現されるトロンボーンは少し下品でした。
表現意欲が旺盛で、積極的で良く歌う演奏でした。ただ、雑味があったり、表現意欲の旺盛さから下品な表現になったりしたのが、シベリウスの音楽とは異質なものを感じるのでした。

サー・エイドリアン・ボールト指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

ボールト★★★
大きくクレッシェンドする弦。かなり積極的で起伏が大きく劇的な表現です。シベリウスの演奏にしてはかなり感情が込められた演奏です。こけだけ激しく積極的な演奏は初めてです。豊かな表情の木管。現実的で神の降臨のようなイメージではないトロンボーンでした。エルダーの演奏のような後からかぶるトランペットが強烈ではありませんでした。

とても積極的な表現で、神を感じさせるよりもとても人間的な演奏でした。
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クリストバル・アルフテル指揮 北ドイツ放送交響楽団

アルフテル★★☆
エッジの立った低弦。太い響きのフルート。凄く元気の良いトロンボーン。演奏自体は丁寧なのですが、どこかトゲがあるような感じがします。オケはかなり余裕のある演奏をしています。筋肉隆々の神のようなトロンボーンです。バランスも良い演奏ですが、冷たい空気感は無く暖かい演奏でした。
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シベリウス:交響曲第7番の名盤を試聴したレビュー

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ベスト盤アンケート

たいこ叩きのショスタコーヴィチ 交響曲第5番名盤試聴記

パーヴォ・ヤルヴィ/パリ管弦楽団

ヤルヴィ★★★★★
一楽章、艶やかで柔らかい第一主題。ゆったりと揺られるような弦に続いてとても静寂感のあるヴァイオリン。ピアノが入ってからのホルンやトランペットもかなり強めで、表現も自由で大胆です。

二楽章、深く豪快なコントラバス。続く木管もとても豊かな表現です。テンポもとても自由に動きます。こんなに豊かな表現のショスタコーヴィチの5番は初めてです。テンポの変化も素晴しい演奏です。

三楽章、大きくアゴーギクを効かせて一音一音大切に演奏します。この作品を聞いていて色彩感を感じることはほとんど無かったのですが、この演奏では色彩感も感じます。振幅も非常に大きくダイナミックな演奏です。とても感情のこもった演奏ですが、ムラヴィンスキーのような痛いほどの悲痛さは無く、激しいのですが、むしろ暖かく柔らかいです。

四楽章、ゆったりとした第一主題ですが、急激に加速します。とても豊かに音が溢れ出ます。非常に堂々としたコーダでした。

ムラヴィンスキーのような削ぎ落とされた厳しさとは対極にあるような、伸び伸びとした豊かな表現の演奏で、ショスタコーヴィチの演奏の枠を打ち破る素晴しい演奏だったと思いました。
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エフゲニー・ムラヴインスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

1984年4月4日、ステレオ録音
レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ライヴ)
icon★★★★★
一楽章、強いアクセントで演奏される弦の主題。とても大切なものを扱うかのようなヴァイオリン。微妙な表情付けが随所になされています。第二主題ではテンポも動き豊かに歌われました。フルート・ソロ、クラリネット・ソロもたっぷり息を使って歌いました。展開部の重いピアノ。野太いホルンのペダルトーン。トランペットがリズムを刻むとしっかりと音が立っています。再現部は抑えぎみでした。微妙にテンポが動いてムラヴィンスキーのこだわりが感じ取れます。コーダの艶やかなヴァイオリン・ソロも見事です。

二楽章、強弱の変化が大きく豊かな表情です。ホルンは欧米のオケに比べると締まった音で独特です。

三楽章、大勢で演奏しているのだろうけれど、とても静かな弱音から開始しました。そして波のうねりのように入り組みながら音楽が変化していきます。ティンパニのクレッシェンドとともに激しく感情を吐露します。クラリネットがとても憂鬱な雰囲気を演出します。とても激しい演奏で、弦が指板に当たっているような音がします。

四楽章、とても勢いのある演奏でスピード感と高い集中力があります。トランペットの音に力があります。この演奏でも1978年のウィーンでのライヴと同様にトランペットのソロの終わりごろに一旦音量を落としてクレッシェンドしました。感情が込められ切々と語りかけてきます。最後はトランペットがバテバテのような感じもありましたが、見事な演奏でした。

サー・チャールズ・マッケラス/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

マッケラス★★★★★
一楽章、ゆったりとして揺られるような第一主題。続くヴァイオリンも美しく柔らかい響きです。金管も自然な音場感です。第二主題もゆったりとして伸びやかです。とても柔らかくロシアのオケのような厳しい響きとは全く違います。少しテンポを速めて動きのある展開部。金管がとても切れ良く鳴り響きます。ロイヤル・フィルってこんなに上手かったっけ?と思うほど良い演奏です。

二楽章、速めのテンポでメリハリのある演奏です。ホルンの鳴りっぷりは見事です。ショスタコーヴィチが持っている政治的な陰の部分など関係ない伸び伸びとした演奏はこれでとても気持ちよく聞けます。

三楽章、柔らかく美しい響きで切々と訴えて来ます。ピーンと張り詰めた緊張感はありませんが、フワッとした柔らかい空気感がとても心地良い雰囲気です。とにかく美しいです。

四楽章、とても良く鳴る金管の第一主題。切れ味鋭い金管は見事です。特に強い主張のある演奏ではありませんが、オケの美しい響きと伸びやかで堂々とした演奏が素晴しいです。
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キリル・コンドラシン/モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

コンドラシン★★★★★
一楽章、少し柔らかい第一主題。静かに祈るようなヴァイオリン。ちょっときついヴァイオリンの高音。とても情感のこもった木管。明るいホルン。感情が込められた第二主題。重いピアノ。下品なトランペット。凄みのあるトロンボーン。振幅が大きくかなり迫ってくる演奏です。

二楽章、とても表情の豊かな演奏です。強弱の変化が明快です。ロシアのオケらしく金管の全開は遠慮がありません。

三楽章、冒頭から悲痛な表情で何かありそうな雰囲気を伝えて来ます。深みのあるハープ。悲嘆にくれるような表現は素晴しいです。初演で会場からすすり泣きが聞こえたと言うのが分かる演奏です。

四楽章、ゆっくり目で堂々とした主題。二度目の主題から少しずつテンポが速くなって行きます。このテンポの動きにも凄みがあります。トランペットのソロのスピート感も凄いです。最後もゆっくりと堂々とした演奏で輝かしい勝利です。

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レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック 1979年東京ライヴ

バーンスタイン★★★★★
一楽章、以外に軽いですが、何かを暗示するような主題。続くヴァイオリンはゆっくり静かに演奏されます。テンポはても良く動いています。展開部のホルンは抑え気味です。行進曲はゆっくりで濃厚な表現です。コーダのはかない雰囲気はなかなか良いです。

二楽章、ホールの特性なのかホルンは控えめです。バーンスタイン時代のニューヨークpoのアンサンブルはとても荒れていた印象なのですが、この演奏はそんなに荒く感じません。

三楽章、この楽章でもテンポの動きがあり、クライマックスでは叩き付けるような悲痛さを表現しました。感情のままに動くテンポがとても心地良いです。

四楽章、速いテンポの主題。スネアのリズムに乗って主題が回想される部分からすごく速いテンポです。いつもは、コーダの速いテンポにとても違和感を感じていたのですが、この演奏はとても自然に聞くことができました。
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マリス・ヤンソンス/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1997年ライヴ

ヤンソンス★★★★☆
一楽章、柔らかい主題。とても音量を落としたヴァイオリン。録音のせいか響きが痩せていてロシアのオケのような厳しい響きです。第二主題も切れ込むような厳しい演奏です。展開部の重いピアノ、下品なくらい激しいホルンに対してとても軽いトランペット。トランペットによって行進曲風に変奏される主題の表現はとても豊かでした。再現部では陰影を伴ったクラリネットが美しいです。テンポの振幅はとても大きいです。

二楽章、速めのテンポで推進力があります。気持ちよく鳴るホルン。チャーミングなヴァイオリンのソロ。羊皮の独特な響きのティンパニ。

三楽章、とても丁寧で滑らかで、感情を込めた演奏です。弦が幾重にも波のように押し寄せて来ます。暗闇の中で響くような木管。遅めのテンポでたっぷりと聞かせる演奏はなかなか良かったです。

四楽章、ゆっくり目の主題から一転してテンポが速くなりました。トランペットのソロはムラヴィンスキーの演奏のように最後音量を落としてクレッシェンドしました。最後もムラヴィンスキーの演奏のようなクレッシェンドがありました。
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サー・ゲオルク・ショルティ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1993年ライヴ

ショルティ★★★★☆
一楽章、ショルティらしくエッジがくっきりとした主題。揺れるような弦の伴奏に乗って、静かで動きの無いヴァイオリン。引き締まった厳しい響きです。第二主題も冷たい響きで、ロシアのオケのような感じです。展開部から活発な動きと表現になります。

二楽章、豪快に鳴るコントラバス。木管もとても豊かな表現です。ヴァイオリンのソロもとてもチャーミングです。

三楽章、ショルティのスタジオ録音の押し一辺倒の演奏とは違い、感情がとても込められた演奏です。他のヨーロッパの指揮者では聞けないようなロシアの冷たい冬を連想させるような厳しい演奏でもあります。

四楽章、ショルティらしく金管を明快に鳴らした主題。テンポも激しく動きスピード感があります。金管の鳴りは素晴しいです。最後はバーンスタインとほぼ同じのかなり速いテンポでした。
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ルドルフ・バルシャイ指揮/ケルン放送交響楽団

1995年7月3&8日、1996年4月デジタル録音
icon★★★★☆
一楽章、豊かなホールの響きを伴って伸びやかな弦の主題。美しいオーボエ、暖かみのあるファゴット、明るいホルン。重いピアノに乗ってホルンのペダルトーンも暴れることなく抑制された表現です。ロシアのオケの演奏のような爆演にはならず、統制の取れた美しい演奏です。それでも、ここぞと言うところでは思いっきりオケを鳴らしていますが、そこはドイツのオケらしい重厚さがあります。終盤のヴァイオリンソロは繊細でとても美しい演奏でした。

二楽章、豪快な低弦の旋律から始まりました。余力を残したホルンの強奏。ここでもヴァイオリンのソロは美しい。ティンパニの音が高い音が短く、低い音が長く響いてちょっとチグハグでした。

三楽章、壮絶な雰囲気の響きが凄いです。弦のトレモロの上に木管のソロが鮮明に浮かび上がります。悲痛な感じよりは少し暖色系の響きがこの楽章の雰囲気にはちょっと合わない感じがします。

四楽章、ゆったりとしたテンポで主題が演奏されました。ここのティンパニも高い音が短くて変でした。弱音部に入る手前でトランペットがかなり下品な音を出しました。終結部にかけてはトランペットがかなり強く演奏しました。個人的には、この曲のイメージより暖かみのある演奏で、強奏部分ではかなり金管も鳴らすのですが、厳しい雰囲気は乏しかったように感じました。

レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック

録音時期:1959年8月16日
録音場所:ザルツブルク、旧祝祭劇場
録音方式:モノラル(ライヴ)
icon★★★★☆
一楽章、低域が薄い録音です。ゆっくりと丁寧なヴァイオリンの主題。作品から何かを抉り出そうとするような強い表現。テンポの動きも大きくバーンスタインが作品に深く共感しているのが伺えます。神経の行き届いた弱音。展開部へ入る前でも一旦テンポを落としました。トランペットが強調されて録音されていますが、この演奏にはピッタリです。テンポが遅い部分では、たっぷりと歌います。コーダもゆっくりとたっぷりと歌います。

二楽章、ゆっくりからはじまって、クラリネットが走ってテンポが速くなりました。ホルンの強奏がスタッカートぎみで面白い表現です。ヴァイオリンのソロも自由にテンポが動きました。強弱やテンポの変化が自在でバーンスタインの主張がストレートに表現されています。

三楽章、強弱の振幅は凄い。強烈な表現です。暖色系の響きなので、悲痛感はさほど感じません。

四楽章、速いテンポで元気の良いトランペット。テンポの激しい動きにオケのアンサンブルも乱れます。すごく感情のこもった歌です。後半は速いテンポで演奏されます。コーダはあっけない終り方でした。

エフゲニー・ムラヴインスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ録音(1978年)
ムラヴィンスキー★★★★☆
一楽章、モワーっとした残響の中、強いアクセントの主題が演奏されます。抑えぎみの金管。第二主題の後ろで刻む弦の抑揚が激しかったです。ホールの響きのせいか、ファゴットやフルートがとても太い音に聞こえます。展開部のホルンも軽く吹いているようです。弦楽器の表情はとても厳しく俊敏です。再現部に入るとトロンボーンなどはかなり強く演奏しています。コーダの手前からは微妙なテンポの動きもあってとても音楽的です。

二楽章、すごく表現力豊かで、初演者の自信のようなものが感じられます。風呂の中で聴いているような響きで色彩感はあまり感じられません。客席の中に無指向性のマイクでも立てて録音したのではないかと思わせるほど音が篭っています。

三楽章、むせび泣くような弱音で始まりました。波が寄せるように大きくなってはすっと引いていったりしながら音楽が進みます。弦楽器だけでも凄い音楽の振幅です。クラリネットのソロが悲痛な雰囲気を際立たせます。弱音の演奏に高い集中力を見せています。

四楽章、速いテンポで畳み掛けるように演奏する主題からそれに続く部分です。トランペットのソロの最後で一旦音量を落としてクレッシェンドしながら下降しました。ビブラートのかかったホルンのソロ。トランペットのソロ以外にも突然音量を落としたりします。作品を知り尽くしているムラヴィンスキーならではの表現です。大きくritしてクレッシェンドしてティンパニです。この部分の最初は音量を落としてバランスのとれたブラスセクションがパイプオルガンのような響きになります。その後トランペットがクレッシェンドして最後は全体でクレッシェンドして終りました。録音は悪いですが、なかなか感動的な演奏でした。

佐渡 裕/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

佐渡 裕★★★★☆
一楽章、柔らかい第一主題。ゆっくりと静かに演奏されるヴァイオリン。終始遅いテンポです。第二主題も遅くとても静かです。展開部からは次第にテンポが速くなりました。トロンボーンはかなり強く演奏しています。コーダは再び遅めのテンポで伸びやかな演奏になります。ベルリンpoは安定した上手さです。

ニ楽章、躍動感のある演奏です。ヴァイオリンのソロはアゴーギクを効かせて美しい演奏です。フルートもフレーズ感が良いです。テンポの動きもあって豊かな表現です。

三楽章、暖かい響きです。フルートも暖かいです。作品の持っている悲痛さはあまり感じられません。穏やかで安らかな演奏です。

四楽章、良く鳴る金管。スピード感のある弦。トランペットのソロも見事に鳴り響きます。分厚い響きはさすがです。思い切り良く金管を鳴らす演奏はなかなか爽快感があります。スネアが入るところからはテンポが少し速いです。最後は分厚い響きで堂々とした演奏でした。

二楽章はとても豊かな表現でしたが、三楽章は暖かく悲痛な感じがありませんでしたが、オーケストラはさすがに安定感のある分厚い響きでした。

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山田 一雄/日本フィルハーモニー交響楽団 1965年ライヴ

山田 一雄★★★★☆
一楽章、とても感情のこもった第一主題です。物凄く遅いです。続くヴァイオリンも今まで聞いたことのない遅さです。第二主題も遅いですが、緊張感は維持されています。録音年代からするととても良い音です。再現部は一般的なテンポですが、金管(特にホルン)が大人しいです。打楽器がカブッて来ます。コーダもかなり遅いですが、間延びした感じは無く自然に聞くことが出来ます。

二楽章、一転して少し速めのテンポの演奏です。生き生きとして積極的な演奏です。乗り乗りで楽しそうです。

三楽章、少し乾いた弦の響き。内面からこみ上げる感情を表現しています。強い表現ではありませんが、自然な感情の起伏を表出している感じで、作品への共感が自然に表れています。

四楽章、ロシアのオケのような凄みは感じない主題ですが、当時の金管のレベルからするとこんなものかも知れませんが、少し雑に聞こえます。それでも録音された年代を考えるとかなり凄い演奏です。コーダのトランペットのハイトーンは少し苦しそうでしたが、当時としては出色の演奏だったのではないかと思います。

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マリス・ヤンソンス/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 1986年サントリーホールライヴ

ヤンソンス★★★★☆
一楽章、柔らかく滑らかな主題。静かに演奏されるヴァイオリンですが、ムラヴィンスキーのような厳しく統制された感じはありません。速めのテンポで感傷に浸る余裕は与えてくれません。第二主題もピリッとした緊張感はありません。展開部に入ってからは軽い演奏で、金管はあまり強くありません。濃厚さは無く、サラッとした演奏です。ロシアのオケにありがちなパワーで押し切るようなことは無く、美しい響きの演奏です。

二楽章、ほとんどテンポも動かず、インテンポです。レニングラードpoを聞いている感じではありません。西欧のオーケストラのような柔らかい響きです。

三楽章、柔らかく伸びやかな弦。優雅な感じで悲痛にはなりません。フルートも伸びやかで、とてもレニングラードpoを聞いている感じではありません。弱音から怒涛の弦の全合奏までとても振幅が大きく感情を吐露するような演奏です。突然音量を抑えるなどヤンソンスならではの演奏もあります。

四楽章、ゆったりとしたテンポで堂々とした主題ですが、直後にテンポを速めました。金管は軽いです。トランペットが強くても突き刺さって来るような厳しさはありません。ビブラートを掛けたホルンがロシアのオケらしいです。最後へ向けて力強いティンパニが印象的でした。

ムラヴィンスキー時代の厳しい響きでは無くなりましたが柔らかく伸びやかな演奏は、これはこれで良い演奏でした。

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レナード・バーンスタイン/ロンドン交響楽団 1966年

バーンスタイン★★★★
一楽章、古い録音らしく密度が薄くデッドな録音です。ゆっくりと演奏されるヴァイオリン。第二主題は割りと強めです。濃厚に歌うビオラとチェロ。展開部の前で大きくテンポを落として、展開部は速いテンポです。

二楽章、かなり乱暴な感じのコントラバス。速いテンポで活発な表現です。現在の演奏水準からすると少し劣るような感じがします。

三楽章、晩年の演奏のように深く感情が込められた演奏ではありませんが、抑揚の変化は大きいです。強奏部分は叩き付けてくるような激しさですが悲痛さはあまり感じません。

四楽章、かなり速いテンポで弦も凄い勢いです。途中は指定通り遅くなりましたが、スネアが入ったところからまた物凄く速いテンポです。最後も凄く速いテンポでしたが、これは本当の歓喜の表現なのか、証言を先取りした強制された喜びの表現なのか分かりません。とにかく馬鹿騒ぎのような終わり方です。

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朝比奈 隆/大阪フィルハーモニー交響楽団

1981年2月16日大阪フェスティバルホール(ライヴ)
朝比奈 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番「革命」★★★★
一楽章、暖かい温度感ではじまりました。テンポが動くことは無くインテンポを貫き通すので、ちょっと間延びする場面もあります。少しテンポを速めた展開部。展開部はテンポが動きます。金管は激しく咆哮することは無く、節度を保っています。コーダは静かに静かに演奏され終わりました。

二楽章、木管の音が合っていないようで、バラバラな感じがしました。歌に満ちた演奏で、抑揚や間があってとても良い感じです。

三楽章、暖色系の響きのために、この楽章の持っている厳しく凍て付く寒さのような雰囲気がありません。暖かい響きで悲痛な表現とはかなり違います。

四楽章、ゆったりとしたテンポです。主題の後にテンポを上げてスピード感が出てきました。輝かしく良く鳴ったトランペットのソロ。かなり熱気の感じられる演奏です。弱音部も整った演奏で聞かせます。終結へ向けて次第に力強くなる部分は感動的で、すばらしかったです。

小澤 征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ

小澤 征爾★★★★
一楽章、滑らかで分厚い主題。弦に揺られて静かにゆっくり演奏されるヴァイオリン。ロシアのオケのような冷たく厳しい響きではありません。第二主題もゆっくりと味わうような演奏です。展開部は少し速くなりますが、ホルンやトランペットはとても抑えられていて、大きな振幅はありません。トランペットの行進曲もとても軽いです。コーダに入る前のとても伸びやかなフルートが美しいです。コーダのヴァイオリンのソロも繊細で美しいです。

二楽章、あまり躍動感が無く、ホルンの音も短めです。

三楽章、ゆっくりと感情が込められた演奏です。フルートのソロも伸びやかで豊かな表現です。振幅が大きく思い切った表現です。全体に柔らかく伸びやかな響きで美しいのですが、ロシアのオケのような厳しさはありません。

四楽章、ゆっくりとしたテンポでテヌートぎみに演奏される主題。その後テンポを速める部分がぎこちなかったです。テンポを落とす部分はかなり思い切ったテンポでゆっくり演奏されるのですが、ちょっと間延びした感じもあります。コーダの金管も抑えられていて、小澤独特の解釈の演奏でしたが、肩透かしの部分も多くありました。

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ディミトリー・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィルハーモニック 1952年

ミトロプーロス★★★★
一楽章、ホーレンシュタインの演奏よりも深みもある響きです。テンポの動きや豊かな歌がとても魅力的です。第二主題も豊かな歌がありました。展開部の不気味に抑えられたホルン。ホーレンシュタインと同じ年の録音ですが、音は断然こちらが良いです。金管はとても上手いです。

二楽章、ここでもテンポの動きや大きな表現があります。ただアンサンブルはかなりルーズです。

三楽章、冒頭から感情のままにテンポが動くような演奏ですが、激しく感情に流されることはありません。

四楽章、ゆったりとした第一主題。その後、少しずつテンポを速めて行きます。思いがけないところでテンポが速かったりもします。この楽章もとても表現意欲の強い演奏です。コーダも速めです。
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ムスティラフ・ロストロポーヴィチ/ワシントン・ナショナル交響楽団

ロストロポーヴィチ★★★★
一楽章、ゆっくりと演奏されるヴァイオリン。とても丁寧な演奏で、作品への思い入れを感じさせます。第二主題もゆっくりと感情を込めた演奏です。フルートがロシアの寒さを感じさせます。展開部に入ると突然ホルンが目の前で鳴り始めます。スネアも目の前で演奏しているような不自然な音場感です。金管は激しく咆哮します。コーダのテンポを落としてアゴーギクを効かせた演奏はなかなかのものでした。

二楽章、ホルンは独特の表現です。テンポの動きはとても大きいです。

三楽章、前の二つの楽章で見せたテンポを動かして感情を込めた表現から、淡々と感情を抑えた演奏になっています。普通ならこの楽章で感情を吐露するのではないかと思いますが、かなり肩透かしです。ただ、強弱の振幅は大きいです。表現も雑な感じの部分もありました。

四楽章、遅めのテンポで演奏される主題。オケの技量からか、主題も荒い感じです。主題の後はかなり勢いのある演奏です。テンポの動きはかなり大きいです。演奏自体にムラがあって、感情を込めて濃厚な部分と、とても希薄でなんとなく演奏されている部分があります。それと遅い部分が遅すぎて間が持たない感じもあります。

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セルゲイ・クーゼヴィツキー/ボストン交響楽団

クーゼヴィツキー★★★★
一楽章、かなり古臭い録音で、せせこましい第一主題でした。速めのテンポをさらに煽る感じで落ち着きません。第二主題になると一転して落ち着きました。展開部はまたとても速いテンポで、表現も積極的な印象で、テンポの動きも大きいです。

二楽章、この楽章も速いテンポです。表現は生き生きとしていて、とても積極的で聞いていて気持ちが良いです。

三楽章、とても感情の込められた表現です。起伏も大きく激しく感情を吐露するような演奏です。

四楽章、トロンボーンが控えめな第一主題。とにかく積極的な表現がこの演奏の魅力です。最後はアメリカのオケはこのテンポで演奏するのが決まりになっているかのような快速テンポでした。
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ウラディーミル・アシュケナージ/フィルハーモニア管弦楽団

アシュケナージ★★★★
一楽章、とてもエッヂの効いた主題。続くヴァイオリンは極端に音量を落とすことは無く、緊張感もありません。第二主題は抑えた音量ですが、やはり緊張感はあまりありません。展開部に入ると、明快に鳴る金管ですが、ロストロポーヴィチの演奏のように咆哮することは無く美しい響きを保っています。伸びやかで美しいフルート。コーダに入ると一気に暗く重苦しい雰囲気になります。

二楽章、ヴァイオリンのソロは凄く歌います。録音はとても良く、それぞれの楽器が粒だっています。

三楽章、何とも言えない悲しい表現です。強い表現はありませんが、内面から染み出るような感情。アシュケナージがこの音楽に強い共感を感じていることが伝わってくる演奏です。孤独なクラリネット。

四楽章、最初テヌートで演奏される主題。その後もテヌートで演奏される部分が出てきます。

三楽章だけが飛び抜けて良かったです。

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フィリップ・ジョルダン/マーラー・ユーゲンド管弦楽団

ジョルダン★★★★一楽章、耳当たりの良い柔らかく洗練された響きの主題。第二主題になっても表面の冷たさに内面の暖かさを感じます。柔らかく、決して荒々しくならない展開部。とてもバランスの良い響きで、爆演とは程遠い演奏です。コーダはとても美しいです。

二楽章、軽快な動きの中にも、とても洗練された美しさはなかなかです。

三楽章、寂しく憂鬱な雰囲気がありますが、身を切られるような冷たさや鋭さは無く、柔らかく暖かい響きです。

四楽章、ここでもバランス良く美しい主題です。とても軽く演奏する金管。コーダも力まず軽く美しい響きです。
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ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団 1952年

ホーレンシュタイン★★★
一楽章、次々と押し寄せてくる第一主題。続くヴァイオリンはても良く歌います。第二主題はとても柔らかい表現になります。ただ、ヴァイオリンの高音域は録音の古さからかなりキツイ響きになります。ダイナミックレンジも狭くかなり平板に聞こえます。展開部も音圧はほとんど上がらず軽い感じです。

二楽章、響きの薄い低弦。テンポは颯爽とした速めのテンポです。軽く爽やかなトランペット。

三楽章、速めのテンポでほとんど感情が込められていないような軽薄な印象の演奏です。演奏もたどたどしい感じがします。最も悲痛になる部分ではテンポを落として濃厚な表現でした。

四楽章、弱いティンパニ。異様に近いトランペット。アンサンブルも怪しいところがあり、こなれていない感じがとてもします。スネアが入るところからはかなり速いテンポになります。コーダも速めのテンポで音を短く切る金管がとても不自然です。

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セルジュ・チェリビダッケ/RAI国立交響楽団 1955年ライヴ

チェリビダッケ★★★
一楽章、物凄く古臭い録音です。遅い第一主題。続くヴァイオリンもとても遅いです。第二主題も遅いです。晩年の超スローテンポの演奏の片鱗のような演奏で、一音一音大切に演奏しています。展開部へ向けてさらにテンポが遅くなります。抑えられた金管。トランペットが終わるあたりからテンポが速くなりました。それでも普通の演奏に比べるとかなり遅いです。再現部に入ってフルートが入る部分になるとまた遅いテンポになります。脱力して祈るような演奏でした。

二楽章、この楽章も遅めのテンポです。冒頭部分で強弱の変化のある表現がありました。

三楽章、録音の古さの上にマイクセッティングの制限のあるライヴと言うこともあり、美しさが全く感じられないのが残念です。弱音はかなり音量を落としているようです。

四楽章、落ち着いたテンポで抑え気味の第一主題から少しずつ加速します。テヌート気味に演奏されるトランペットのソロ。コーダのトランペットが苦しそうです。
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エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー交響楽団 1983年ライヴ

ムラヴィンスキー
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エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー交響楽団 1973年東京ライブ

ムラヴィンスキー
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セミヨン・ビシュコフ/ケルンWDR交響楽団

ビシュコフ
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エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー交響楽団 1982年ライヴ

ムラヴィンスキー
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ベルナルト・ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

ハイティンク
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チョン・ミョンフン/東京フィルハーモニー交響楽団

チョン・ミョンフン
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ユーリ・テミルカーノフ/サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

テミルカーノフ
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マリス・ヤンソンス/バイエルン放送交響楽団 2005年ライヴ

ヤンソンス
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マクシム・ショスタコーヴィチ/ロンドン交響楽団

マクシム・ショスタコーヴィチ
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クルト・ザンデルリング/ベルリン交響楽団

ザンデルリング
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エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア交響楽団

スヴェトラーノフ
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アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団

プレヴィン
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レオポルド・ストコフスキー/ロンドン交響楽団

ストコフスキー
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イオン・マリン/NHK交響楽団

マリン
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ウラディミール・ゴルシュマン/セントルイス交響楽団

ゴルシュマン
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Sarah Bisley/アオランギ交響楽団

Bisley
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アンドリル・ネルソンス/ボストン交響楽団

ネルソンス
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サー・ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団

バルビローリ
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Matchavariani/イズミール国立交響楽団

Matchavariani
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Vass/パノン・フィルハーモニー管弦楽団

Vass
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ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団

オーマンディ
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陳佐湟/中国国立交響楽団

Chen
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ミハイル・プレトニョフ/ロシア・ナショナル管弦楽団

プレトニョフ
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Lim Hun-Joung/韓国交響楽団

Lim Hun-Joung
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ダーヴィト・アフカム/HR交響楽団

アフカム
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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」の名盤を試聴したレビュー