ベートーヴェン 交響曲第1番名盤試聴記
オイゲン・ヨッフム/ロンドン交響楽団
★★★★★
一楽章、音の終わりに余韻を残すような音符の扱いで、丁寧な演奏です。
コントラバスもしっかり下を支えています。オケの反応も敏感でヨッフムの意図を反映しています。
木管楽器の表情が豊かです。強弱の表現などアーティキュレーションにたいする表現がとても積極的で、活発な動きのある音楽で、生き生きした演奏です。
二楽章、積極的な表現が印象的です。
三楽章、はつらつとしていて、とても気持ちの良い演奏です。希望のようなものが感じられる演奏です。
四楽章、ベートーヴェンの演奏としては反応が良すぎて、軽快すぎるかもしれませんが、一番なのでこれでも良いのかもしれません。それにしても、聴いていてこちらが元気になるような活気溢れる良い演奏です。