ベートーヴェン 交響曲第2番/イッセルシュテット・ウィーンpo

ベートーヴェン 交響曲第2番名盤試聴記

ハンス・シュミット・イッセルシュテット/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

イッセルシュテット★★★★☆
一楽章、とても良く歌う木管。柔らかいトゥッティ。シルキーな美しい響きです。堅実な足取りで、非常に豊かな表情の第一主題。非常に美しく丁寧な演奏なのですが、スタジオ録音なので、とても冷静でよそ行きのような、激しい表現が少ないような感じがします。

二楽章、夢見るような美しい第一主題。美しい音楽がサラサラと流れて行きます。伸びやかに歌う弦。くっきりと浮かび上がる美しい木管。どこを取ってもとにかく美しいです。

三楽章、一転してエネルギー感の強い演奏です。キリッと立ったオーボエが美しい。

四楽章、イッセルシュテットの強い主張は無く、ひたすら美しい音楽を追求しているようです。鋭角的な強弱の変化もありません。なだらかに流れる音楽です。コーダに入っても猛烈な演奏にはならず、落ち着いた表現です。

非常に美しい演奏でした。しかし、美しい演奏に終始して、激しい表現や、鋭角的な強弱の変化などはありませんでした。ただ、この作品の今まで聞いたことのない美しさを聞かせてくれたことは大いに評価したいと思います。
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