ベートーヴェン 交響曲第2番/ジンマン・チューリッヒ・トーンハレo

ベートーヴェン 交響曲第2番名盤試聴記

 

デヴィッド・ジンマン/チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

icon★★★★
一楽章、元気です。若々しい表情が良いです。アーティキレーションの指示に対して極端なくらいに敏感に反応している感じの演奏で、表情がすごく豊かです。
ミュートしたホルンが強く演奏されますが、こんなのは今まで聴いたことがありません。こんなのが楽譜に書かれていたのか?
すばらしく美しい響きで、道化師のようなちょっと滑稽な音楽が奏でられているようなミスマッチは感じるのですが、これが無条件に楽しいのです。ベートーヴェンの音楽って、これだけいじられても鑑賞に堪える音楽だというのもすごいことですね。

二楽章、この演奏を聴いていると、当時のベートーヴェンが現在で言えばロック・ミュージシャンのような存在だったんだなあと思わされます。
革新的な音楽を追及していて、当時の人間や政治のあり方にも疑問を持ち、それを音楽にぶつけるような時代と戦う青年のエネルギーを感じ取ることができるような、そんな演奏はこれまでなかったので、とても新鮮です。
これまでの演奏はベートーヴェンをあまりにも神格化し過ぎていたのではないかと思えてくるくらい、この演奏には説得力があります。もちろん聴く人によって賛否は分かれると思いますが、革新的な演奏であることは疑う余地は無いと思います。

三楽章、

四楽章、伸びやかな木管の響きもとても気持ち良いです。トーンハレってこんなに上手いとは知りませんでした。

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