ベートーヴェン 交響曲第1番/カラヤン・ベルリンpo

ベートーヴェン 交響曲第1番名盤試聴記

ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

icon★★★★☆
一楽章、他の曲で感じた、異常と思えるほどのテンポの速さはないようです。また、この曲では編成が小さいのか、ポッテリしたような肥満体のような響きもなく、聴きやすい演奏です。
テンポが速いとか言っても、元々楽譜の表記であれば、猛スピードになるのですから、何が正解かも分かりませんが、ただ、カラヤンと言う人がそのような学術的な時代考証などから演奏スタイルを変えたりする人だとは考えにくいので、3番以降の作品のテンポの速さは、カラヤンの考えだったのでしょう。
美しい演奏で、聴きやすかった。響きの透明感はないけど・・・・・・。

二楽章、何事も無く美しい音楽が過ぎて行きます。

三楽章、この全集を聴いてみてカラヤンがベートーベンの内面を表現しようとはしていないと感じました。
私は、作品によってはカラヤンの演奏が好きなこともあるので、決してアンチ・カラヤンではないのですが、やはりベートーベンをクラシック音楽の中心に据えるとしたら、クラシック音楽の歴史の中で最初に音楽に強いメッセージを込めたベートーベンの作品に内在するものを表現しない指揮者を「帝王」と呼ぶのはどうかと思いました。
クラシック音楽を一般の人たちにも広めたカラヤン功績は高く評価するべきだと思いますが、入門編の指揮者だったのか?
このあと、ライブCDも届く予定なので、それがどんな演奏なのか楽しみです。

四楽章、かなり積極的な音楽です。この一番は良い演奏でした。

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